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短編にも満たないくらい短いのをつらつら書く場所であります。更新頻度は恐らくちょうまちまち。
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・マリ×ミランダ
・↑最近のふたりの夫婦っぷりが耐えられなかったので
・本誌ネタバレです。
・このふたり滅多に書かないむしろふたりとも初めてな気がするので 偽者……です……
・今週号の騒動が収まったら、という設定で
・てかミランダさんってマリのことなんて呼ぶんだろ……


正気を失っている間に自分がしでかしたことを知らされたミランダは、誇張表現無しで真っ青になった。

「ああああああマリさんごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいいいいいい!!!」
「み、ミランダ……そんなに謝らなくても大丈夫だから、あれは不可抗力だったろう?」
「もう自分で自分を噛んでお詫びをー!!」
「ミランダ! だから大丈夫だって!」

強めに言ってもミランダはわたわたと動き回って絶望して自虐してと相当混乱しているようだ。瞳には涙がいっぱいいっぱいに溜まっていて今にも泣き出しそうだし、この自己嫌悪の波も時間経過とともに消えるなどはしないだろう、彼女のことだし。
マリは心の中で溜息をついて、ミランダの頭にそっと手を置いた。ミランダは驚いたのか安心したのかピタリと動きを止める、小さな頭と大きな掌の不恰好さが妙にいとおしかった。

「そこまで言うなら、お詫びをもらおうか」
「え、ええ! こんな私にできることだったらなんでもするわ!!」
「じゃあミランダ、そのまま動かないで」

その言葉にミランダはきょとんとした表情を浮かべたが、そのままマリの言葉に従って動かなかった。マリは手をミランダの頭から頬へと滑らせる。するとミランダの心音が早くなったのが聞こえて、思わず笑みが零れた。ミランダは怯えるような表情でマリを見上げる、そんな彼女に悪戯をするのは気が引けるけれど、お詫びと称してこんなことでもしないとミランダの気がすまないだろう。これで彼女の気がすむかどうかはわからないけれど。
マリとミランダは少しの間お互いに瞳を見つめあっていたが、刹那の後、マリの唇がやさしくミランダの頬に、落とされた。
一瞬で離れたマリは、まだきょとんとした表情のままのミランダに笑ってみせる。おわび、と小さく言うとミランダもようやく我に返ったようで、一瞬で顔を真っ赤に染め上げた。口をぱくぱくと金魚のように開けたり閉じたりを繰り返すミランダにマリはくっくっと笑いを零す。

「ミランダ、心音の大きさが大変なことになってるが……」
「い、言わないでええええええッッ!!!」






「……でも…こんなのお詫びじゃないわ」
「何故だ?」
「だって私も嬉しいもの」
「………!!」








最後は天然たらし(違)なミランダさん。しかし鎖南さんに口調を教えるのも兼ねてたのに私がマリの口調をさっぱり理解してない罠……意味ねえ……ジャンプを数冊傍らにおいてないと書けないんだぜ……(…/傍らに老いてても書けてないという

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三級

さんきゅうよ
何となくとなりにマリが見えてきたような(幻覚)きもするわ!!
なんとかがむばってみますー
鎖南 2008/06/01(Sun)13:58:08 [編集]
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