忍者ブログ
短編にも満たないくらい短いのをつらつら書く場所であります。更新頻度は恐らくちょうまちまち。
[16] [15] [14] [13] [12] [11] [10] [9] [8] [7]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

・ティーンズ
・アレンとリナリーしか出てこないけどティーンズ。
・誰がなんといってもティーンズ(わかったから)
・とりあえず私の理想を表してみた^^
・しかし敬語じゃないアレンって……むずかしいですね………(なんという偽…

「ねえアレンくん、もしも私と神田とラビが崖から落ちそうになってて、一人しか助けられないとしたら誰を助ける?」

それは柔らかな陽の差す初夏の午後、少女から少年へ向けられた、冗談のようで冗談にならない問いかけ。
談話室のソファーに寝転がり開いた本を顔にかぶせ、完全なるうたたね体勢だったアレンは唐突に降ってきたリナリーの声に本を除けて彼女の姿を探す。だが探すまでもなく、リナリーはアレンの顔を真上から覗きこんでいた。アレンが少しだけ寝ぼけた瞳でリナリーを見つめると、リナリーはにこりと光の中で笑みを浮かべる。向かい側座っていい? と聞かれ、アレンは身体を起こしてソファーに座り直し、その隣をぽんぽんと叩いてリナリーを柔らかな笑みで見上げた。リナリーは一瞬きょとんとしたような表情を浮かべるが、またすぐに笑顔になってアレンの隣へ腰を下ろす。

「起こしちゃったよね、ごめんなさい」
「や、寝てはいなかったから大丈夫だよ。……で、リナリーと神田とラビが落ちそうになってたら、誰を助けるか、だっけ」
「うん。古典的な質問だけど、アレンくんならどう答えるのかなって思って」
「ん、僕は一人しか助けられないとしても、一縷の望みをかけて全員引き上げるよ」
「じゃあ二人以上を引き上げようとすると自分が死んじゃう、ってなったら?」

アレンは重ねられた質問にきょとんとするが、リナリーは相変わらず柔らかな微笑みを浮かべたままだ。少しの空白を置いて、アレンもふわりと頬を緩める。

「それでも三人引き上げるよ、……僕が死にそうになったら、そのときは皆が助けてくれるんでしょ?」

アレンの回答に、リナリーは満面の笑みで大きく頷いた。
誰もいない談話室、光差す初夏の午後。









オチてないけど気にしない。
これアレ+リナじゃなくてもよかったんだけど一番しっくり来るのがこのふたりだったんで……っていうかラビが言うと胡散臭いし神田が言うとキャラじゃないので……\(^p^)/
ティーンズはこんな関係だといいです。こんな関係だと思います。ていうかそうですよね?(何も疑わない瞳
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
Photo by RainDrop
忍者ブログ [PR]